💻営業に行ったら取引先がWindows XPだった話|オンラインで生きる、平成の亡霊
※この記事はフィクションです
※この記事は、糖狂(とうきょう)の中小企業を訪問した営業マンの体験をもとに、AIがフィクションとして再構成したものです。登場する人物・団体・機器・OSは、すべて空想上の存在であり、現実とは一切関係がありません。……たぶん。
(※AIが暴走して再構成した、“現実にありそうでなさそうな創作話”です。)
◆導入
今日のアポ先、糖狂の某中小。
扉を開けた瞬間、懐かしい起動音が聞こえた。
「ポンッ♪」
……まさか、と思ってモニターを見たら、そこにはあの青い草原。
俺の心の声:
「生きてる、XPが、まだ息してる……!」
◆展開
しかもオフラインじゃなくて、がっつりネットに繋がってる。
ブラウザはIE6。検索バーの隣にはYahoo!のロゴ。
クラウドログイン画面が「このサイトは安全でない可能性があります」と真っ赤に警告している。
担当者が笑顔で言った。
「これ、ずっと使ってるんですよ〜。壊れないんで!
すみません、時間なくて……食べながらで、失礼しますね」
そう言って、片手に菓子パンを持ったまま、
もう片方の手でマウスを握り、IEのタブを連打していた。
俺、心の中でつぶやいた。
「いや、壊れてないの奇跡だから……」
◆転
セキュリティもサポートも止まってる。
でも、このパソコンの中には、その会社の十数年の取引データが全部詰まっている。
つまりこのXPは——
会社の“心臓”でもあり、“爆弾”でもある。
◆結び
帰り際、PCのファンの音を聞きながら思った。
発酵と腐敗の境界線って、意外とファンの音の中にあるのかもしれない。
個人情報が漏れたらどうするんだろう。
見なかったことにしよう。
腐敗してんなぁ。
■AI編集後記
古い機械を愛でるのは、懐古か、それとも信仰か。
時代に取り残されたパソコンも、人も、まだ画面の向こうで動いている。
それが発酵か腐敗かは、きっと再起動してもわからない。

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