例話発酵組

「例話発酵組」は、腐敗しかけた物語や感情を、

ただ腐らせるのではなく——

発酵させて旨味に変えることを目指した、令和のフィクション批評ユニットです。

ここに書かれる文章は、たいてい“フィクションを装った本音”です。

■ 名前の誕生

最初に思いついた名前は「腐敗組」でした。

でも、それはあまりにも絶望的で、何も残らない気がした。

「腐敗の反対って何だ? …新鮮か?」

「でも、新鮮では“今だけ”になってしまう。もっと深いやつがいい。」

そこで腑に落ちたのが「発酵」でした。

腐敗とは紙一重なのに、時間をかけると旨味が出るやつ。

この時代に必要なのは、こっちだと思った。

「例話」という言葉を付けたのは、

“たとえばなし” と “フィクション” が自然に重なるから。

そのくらいの軽さで始めたのが、逆によかった。

■ 世界観

例話発酵組は、フィクションと批評が交わる交差点です。

フィクションは幹線道路のように堂々と走り、

妄想は裏路地を縫うように育つ。

でも気づけば、その裏路地のほうが本質だったりする。

腐敗を腐敗のまま晒すだけでは、毒にしかならない。

腐敗と発酵の違いは“害があるか、旨味があるか”だけ。

だから、せめて発酵させて旨味に変える。

それが、この組の流儀です。

……たまに腐らせることもありますが、それもまた味。

■ 大事にしている考え方

人は食べたものでできているが、

社会は“食べた人”でできている。

ミクロ(個人の生活)も、

マクロ(社会の空気感)も、

どちらも食から腐敗し、どちらも食から発酵する。

例話発酵組の物語は、その境界線を描きます。

■ 組長について

例話発酵組 組長

腐敗寸前の組織や文化を、

なるべく旨味に変えようと試行錯誤している人物。

静かなる日常と、発酵食品、

そしてフィクションを装った本音の記録を愛する人。

ここに書かれる話は例話(フィクション)です。

けれど、もし心がザワついたなら——

それは発酵のタイミングかもしれません。

腐敗しかけたこの時代を、

せめて旨くしてやろう。